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最後は頭魂ヘッド!秋田ハットで有終飾った

[ 2009年2月2日 06:00 ]

相手DFの大岩剛(右)が“どうぞ”ポーズをする中、得意のヘッドでハットトリックを達成する秋田豊氏

 鹿島などで活躍した元日本代表DF秋田豊氏(38)の引退試合が1日に行われ、秋田氏がハットトリックで有終の美を飾った。後半43分、深井の左クロスに合わせて3点目のゴール。最後は15年間のプロ生活で磨き上げた魂のヘッドだった。その前の2発は足で決め、サポーターから飛んだ「秋田は足じゃねえんだよ」という“ヤジ”に見事に応えた。

 引退後1年たっても、激しい守備は健在だった。「自分を成長させてくれた選手」というライバル・中山を、体を張って止めた。試合後、左足首捻挫で足を引きずる秋田氏の姿は、W杯フランス大会に出場した“戦うセンターバック”そのものだった。現在は京都のコーチを務めながらS級ライセンスの取得を目指している。セレモニーでは「将来は自分が愛した3つのクラブ(鹿島、名古屋、京都)で監督がやりたい」と涙ながらに宣言。魂を鹿島に置いたまま、秋田氏は再び第2の人生を歩き始めた。

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2009年2月2日のニュース