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横浜 追いついて追いついてドロー

[ 2008年5月11日 18:45 ]

 【G大阪2―2横浜M】横浜Mが2度追いつく粘りを見せた。1点を追う後半20分にロニーが同点とし、1―2とされた2分後には速攻から再びロニーが頭で決めて引き分けに持ち込んだ。G大阪は後半35分のルーカスの勝ち越し点を守れなかった。

 ≪守り切れないG大阪≫G大阪は2度のリードを守れず、またもホームで白星を逃した。
 後半37分に許した同点ゴールが象徴的だった。横浜Mの山瀬功の自陣からの長いドリブルを誰も止められず、最後はロニーにフリーでヘディングを決められた。2―1としたわずか2分後の痛恨の失点。GK松代は「やっぱり守り切らないといけない」と厳しい口調で振り返った。
 アジア・チャンピオンズリーグで1次リーグ突破を決めてから中3日。その試合が行われたタイより、この日は約20度も気温が低かった。過密日程による疲労をこれまで否定してきた西野監督も「これは下がってもおかしくないという流れだった。自分たちが思っている以上にダメージがあった」と運動量への影響を認めた。
 消化が1試合少ないとはいえ、首位の浦和との勝ち点差は10に開いた。

 ≪さすが元ブラジル代表ロニー≫横浜はブラジル代表歴も持つ31歳のロニーが後半に2度も同点ゴールを決める活躍を見せた。
 後半20分に自ら放ったシュートのはね返りを直接ヘディング。37分には田中隼の右クロスをゴール前でうまくフリーになって頭で合わせた。
 4月12日の柏戦で来日初ゴールを決めて以来、これでカップ戦も含めて1カ月間で7得点。「ようやく日本のサッカーにほぼ100パーセント慣れてきた」と笑顔で話した。

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2008年5月11日のニュース