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“大物食い”大宮、下位に食われた

[ 2008年5月11日 06:00 ]

<大宮・札幌>大声援を送る大宮サポーターだったが…

 【大宮1―2札幌】大宮が屈辱の敗戦を喫した。スポニチ創刊60周年記念「スポニチプレゼンツマッチ」として開催された札幌戦。後半40分に左CKからFWダヴィに勝ち越しヘッドを決められ、1―2で敗れた。右ひざ痛で戦列を離れていたFW吉原は、古巣との対戦で3試合ぶりの出場だったが、復帰戦で苦杯。「最悪の試合」。その言葉がすべてだった。

 雨で滑るピッチ、札幌の速いプレッシャーに手こずり、パスミスの連続。ペースをつかめないまま、前半18分にオウンゴールで失点。後半24分に途中出場のFW森田が同点弾を決めたが、押せ押せの状態から追加点を奪えなかったのが響いた。

 今季は浦和、鹿島を内容で圧倒して引き分け、G大阪に逆転勝ち。残留争いの常連は“下克上”の活躍を続けてきた。だが、17位と低迷する相手には警戒していたはずのセットプレーから2失点して白星を献上。06年まで大宮を率いた札幌・三浦監督の術中にはまる形となった。「自分たちの力を再認識した上で、次に臨みたい」と樋口監督。負の要因ばかりの試合をプラスに変えていけるかどうかが、今後の浮沈のカギになる。

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2008年5月11日のニュース