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「行ける場面」高原PKゲットも複雑

[ 2008年5月11日 06:00 ]

<川崎F・浦和>後半、川崎Fの井川(左)に倒される浦和・高原。このプレーでPKを獲得

 【浦和1―0川崎F】エース高原が、視察した岡田監督の前で辛うじて面目を保った。後半17分、ペナルティーエリア内に猛然と走り込み、川崎FのDF井川からファウルを誘ってPKの判定を引き出した。「闘莉王がここに出してくれ、というところにいいタイミングで出してくれた。(相手DFの)足がかからなければ、行ける場面でしたけど」。ストライカーの本能から試合後は複雑な表情も見せたが、久々に勝利に貢献した。

 だが、見せ場はその一瞬だけ。本来の切れ、動きは陰を潜め、相手との競り合いでは倒れるシーンが目立った。22日のキリン杯開幕を前に、15日に発表される日本代表入りを決定づけるアピールはできなかった。試合後、岡田監督は、FW玉田らの視察のため名古屋へ移動。高原らの評価には触れず「(名物の)味噌煮込みうどんを食べにいくだけですよ」と、人を食ったコメントとともに会場を後にした。

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2008年5月11日のニュース