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24歳大野、初五輪で金「柔道のすばらしさ、強さ、美しさ伝えられた」

[ 2016年8月9日 05:55 ]

初出場の五輪で金メダルを獲得した大野将平(AP)
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リオデジャネイロ五輪第4日柔道男子

(8月8日)
 柔道の男子73キロ級が8日に行われ、五輪初出場の大野将平(24=旭化成)が決勝でルスタム・オルジョイ(24=アゼルバイジャン)に3分15秒、小内刈りで一本勝ちし、日本柔道男子に08年北京五輪以来となる2大会ぶりの金メダルをもたらした。

 「うれしいです。内容的に満足できるものではなかったが、柔道という競技のすばらしさ、強さ、美しさを皆様に伝えられたと思う」。4試合中3試合を一本勝ちで決勝進出を決めた大野は、オルジョイにも1分44秒、内股で技ありを奪うと、最後は小内刈りで一本勝ちした。

 元々、五輪は初出場ながら井上監督から「7人の中で一番金メダルに近い男」とハッパを掛けられていた逸材。それでも「プレッシャーが大きかったし、周りの金メダルを獲得して当たり前という声は聞こえていたので。当たり前のことを当たり前にやる難しさを改めて感じたが、普通の国際大会と一緒。気持ちの持ちようだと思う」と戦いを終え、新たな悟りも開けた。

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