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錦織、苦しみながら16強!格下の猛攻にも慌てず「安定のプレー心掛けた」

[ 2016年8月9日 11:32 ]

男子シングルス2回戦にストレート勝ちし、喜びを表す錦織圭(AP)

リオデジャネイロ五輪テニス

(8月8日)
 リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス2回戦で、世界ランキング7位で第4シードの錦織圭(26=日清食品)は世界74位のジョン・ミルマン(27=豪州)を下して3回戦へ進出。初戦から2試合連続のストレート勝ちだったが、7―6、6―4のスコア以上に苦しい戦いとなった。

 第1セットは第4ゲームで先にブレークを許し、一時は2―5とリードを許す苦しい展開。鮮やかなダウンザラインでポイントを奪い、ガッツポーズを連発するミルマンの勢いの前にペースをつかめない錦織だったが、第9ゲームをブレークすると、タイブレークでは0―4から7ポイントを連取して逆転で先取。第2セットも先行を許したが冷静さを失わず、緩急をつけたショットでミスを誘い、第7ゲームから4ゲームを連取して勝負を決めた。

 試合後、「最初はショットが決まらなくて焦りもあったが、途中からラリーのペースを落としてみたり、プレーを変えたりした。安定したプレーを心掛けた」と振り返った錦織。優勝候補の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)が初戦で姿を消したこともあり、錦織にとっては金メダル獲得のチャンスが広がっている。苦しみながらも伏兵の挑戦をはねのけ、3度目の五輪で日本勢96年ぶりのメダル獲得へまた一歩前進した。

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2016年8月9日のニュース