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【リオ五輪数字は語る】フェンシング欧州圧倒 太田アジア貢献度は大

[ 2016年8月9日 10:12 ]

アジアのメダル獲得に貢献した太田

 欧州発祥のフェンシングは五輪でも欧州勢が圧倒的な強さを誇ってきた。7日のフルーレ個人終了時点での男子の国別メダル数(現在は実施されていない種目も含む)はフランスが103個で1位、イタリアが96個で2位、サーブルをお家芸としていたハンガリーが63個で3位。男子の通算460個のメダルのうち欧州勢は90・2%にあたる415個を獲得しフランスとイタリアの2カ国によるメダル占有率は43・26%にのぼる。

 アジア勢が獲得したメダルは計12個でわずか2・6%。初めて表彰台に上がったのは00年シドニー大会で、韓国が個人種目で2個、中国がフルーレ団体で銀メダルを獲得した。日本勢は08年北京大会のフルーレ個人で太田雄貴が銀、12年ロンドン大会でも同団体で太田らが銀メダルを獲得。太田の獲得メダル2個はアジア人1位タイで「2・6%」にしっかり足跡を残しての現役引退表明となった。

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2016年8月9日のニュース