×

南関リーディング奪還へひと皮むけた矢野

[ 2022年2月25日 05:30 ]

2月1日の2000勝達成時、騎手仲間から祝福される矢野(中央)
Photo By スポニチ

 【地方からの風】今月1日に区切りの2000勝を達成した矢野貴之(37=大井)が例年にないハイペースで勝ち星を積み上げている。南関東リーディングでも3位を引き離して“定位置の首位”森に肉薄。本人は「意識していない」と言うが、ファンにとっては馬券を離れても面白いつばぜり合いが繰り広げられている。

 「2000という数字は騎手にとって調教師試験の一次が免除というのが最大のメリット。だけど逆にジョッキーという職業に愛着が湧いてきた。肩の力が抜けた感じで騎乗が楽しくなってきた」。自然体でレースに挑んでいることが好調キープにつながっている。

 17年から4年間キープしていた大井リーディングを昨年は笹川に奪われた。重賞こそ7勝したが「何かすっきりしない。もっと勝てただろう」とモヤモヤが残った。そこで矢野は初心に帰ることにした。これまで追い切り以外では日に1、2頭だった調教騎乗を年明けから5、6頭に増やし、かつてのように1頭の馬を調教師、厩務員とともに仕上げていく。「みんなで馬をつくって、レースで変化を楽しみながら結果が出る。陣営に喜んでもらえることが、僕の喜びにもつながっている」。その言葉通りルーティンの変化も好結果を後押しした。まだまだ先は長いが17年以来5年ぶりの南関東リーディング奪還なるか、ひと皮むけた男のライディングに熱視線を送っていくつもりだ。

続きを表示

「札幌記念」特集記事

「北九州記念」特集記事

2022年2月25日のニュース