受け継がれる藤沢イズム

[ 2022年2月25日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=24日】名伯楽、最後の1週間。田井は藤沢和師の“定位置”である坂路下で取材をスタートした。「できるだけ多くのものを吸収したい」と、その坂路下でよく藤沢和師と話し込んでいたのが宮田師。師は今週のスポニチ紙面で連載した「藤沢和雄師 挫折と栄光、未来への提言」もチェック済み。「スポニチさんに藤沢先生の素晴らしい記事が載っていましたね。厩舎スタッフにはLINEで“しっかり読んでおくように!”と共有しておきました(笑い)」と、うれしい報告をしてくれた。藤沢イズムは間違いなく未来のトップホースマンたちに受け継がれている。

 その宮田師に初重賞タイトルをもたらしたダンシングプリンスは土曜にサウジアラビアで行われるリヤドダートスプリントに出走する。「馬も人も初の海外遠征。今後につなげるために有意義な挑戦になれば」。藤沢和師が70歳になっても失わなかったチャレンジスピリットもしっかり受け継がれている。

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2022年2月25日のニュース