【中山金杯】アールスター 久々Vへ絶好調、全休日明け何の!ラスト1F12秒4

[ 2022年1月3日 05:30 ]

長岡を背に坂路で追い切るアールスター(撮影・亀井 直樹)
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 22年の中央競馬開幕を飾る東西金杯(5日)の追い切りが2日、東西トレセンで行われた。「第71回中山金杯」出走のアールスターは栗東坂路で好調をアピールした。

 イケイケのローテーションは好調の証だ。アールスターは極寒に負けず、全休日明けの坂路をハツラツと駆け上がった。長岡を背に4F56秒5~1F12秒4をマーク。先月19日にディセンバーS(7着)を走ったばかり。杉山晴師も「間隔も詰まっているし、これで十分です」として言葉を継ぐ。

 「しまいだけやりました。最近はモタれたりする面を見せることもあったけど、ここ1週間は奇麗にフラットに上がってきていますね。使い込んでいるけど、出来落ちはないです。いい時に使っていこうと思って、ここに行きます」

 前走7着に着順以上の手応えを得た。後方2番手から4角で外へ持ち出す。直線だけでゴボウ抜き。一気に押し上げた。末脚にキラリと光るものがあった。

 「前に有利な展開の中で上がりは2番目に速い脚を使ってくれましたからね。中山は相性もいいですし、スムーズに運べればまだまだやれると思っています」

 前々走(アンドロメダS12着)からはブリンカーを着用。今回も着けて臨む予定で「多少はプラスになっていると思います」と話す。杉山晴厩舎は師走の中山重賞で猛アピール。ミスニューヨークがターコイズSを勝ち、ホープフルSでジャスティンパレスが2着に食い込んだ。流れは来ている。トレーナーは先月24日に40歳を迎えた。不惑の道を突き進むのみだ。

 荒れるハンデ重賞は過去5年のうち、3年で2桁人気が馬券に絡んでいる。昨年は明け7歳のウインイクシードが11番人気3着と激走。ディセンバーS5着からの臨戦はアールスターとも似ている。今年もキャリアホースにデッカイお年玉を託す。中1週は【1・1・0・0】と詰めて使うローテに良績あり。20年小倉記念以来の重賞Vへ、高らかに復活を遂げる。

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2022年1月3日のニュース