【京都金杯】カイザーミノル 普段通りで順調、坂路で併せ1馬身先着

[ 2022年1月3日 05:30 ]

坂路にて併せ馬で追い切るカイザーミノル=手前(撮影・亀井 直樹)
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 【東西ドキュメント・栗東=2日】謹賀新年。おせち料理もそこそこに元日から喜んで栗東入りしたオサム。馬場開きの2日は開門が通常より1時間繰り上がって午前6時。気温、氷点下1度。使い捨てカイロで指先を温めながらの取材となった。

 混迷のスポニチ賞京都金杯。が、北出師の熱いまなざしに光明を見た。昨秋は天皇賞・秋(14着)に挑戦したカイザーミノルが今年はマイル戦に矛先を向け、始動戦を迎える。2日朝の最終追いに活気があった。坂路で僚馬ヒルノロワール(3歳未勝利)と併せ、4F55秒5~1F12秒6で1馬身先着。平凡な時計が逆に順調さを物語る。北出師は「予定より遅かったけど頑張って時計を出したわけじゃない。動きはいつも通り。何が強いの?」と余裕の表情で逆質問だ。

 自信の裏付けには大舞台で戦った自負がある。天皇賞・秋は2桁着順に敗れたが、前哨戦の毎日王冠は0秒3差5着。横山典の導きで新たな可能性の扉を開いた。マイル戦で主役を張れるかどうか、ここで真価が試される。横山家の長が剛腕で開運重賞をもぎ取る!!

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2022年1月3日のニュース