【紫苑S】池添×ホウオウピースフル、デアリングタクト撃破へ 新パートナー絶賛「動き凄くいい」

[ 2020年9月10日 05:30 ]

ハルサカエ(右)と併せ追い切るホウオウピースフル(撮影・郡司 修)
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 秋の中山開幕デーの12日は秋華賞トライアル「紫苑S」(3着まで優先出走権)がメイン。春はオークス(8着)に挑んだ良血ホウオウピースフルが新コンビ池添謙一(41)を背にパワフルな動き。父オルフェーヴル、18年有馬記念Vの半兄ブラストワンピースの背中を知る新パートナーも胸を躍らせた。

 ホウオウピースフルの背に新コンビ池添の姿があった。偉大な半兄ブラストワンピースを18年有馬記念Vに導いた敏腕。父オルフェーヴルの主戦でもある。どんなジャッジを下すのか?

 Wコースでハルサカエ(4歳3勝クラス)を4馬身追走。直線で内に入り、あおるような勢いで迫った。稽古駆けする相手も馬なりだが、こちらも余力たっぷり。5F66秒7~1F12秒7。弾むように体を並べて駆け抜けた。池添は「右回りだと外に張る面はあるが動きは凄くいい」と切り出した。

 当然、話題はG1・6勝の父、そして兄へ。「父はいつも元気が良かった。この馬は牝馬特有のスイッチが入りやすい面というか、オンとオフが切り替わる面は少し感じた」と説明。さらに「兄は体の大きさからして違うが、この馬もいい背中をしている。いい馬です。楽しみな依頼をいただいた」と“ゆかりの血統”へのオファーを心の底から喜んだ。

 春はフローラS2着、オークス8着。兄も管理する大竹師は「中間は500キロ(前走オークス476キロ)になる日も。筋肉が付いてきた。気性が大人になるには時間が必要で本当の完成は来年かもしれないが、そんな状況でどんな競馬ができるか。ゲートまでスムーズに行ければ」。気性面の成長の余地を感じつつ、パワーアップを実感している。

 次走・秋華賞で無敗の牝馬2冠馬デアリングタクトと再戦。できれば重賞初Vを飾って挑みたい。池添は「無敗馬は直行と聞いているので挑戦できるような結果を出したい。テンションの面は厩舎が工夫してくださるのでお任せします。落ち着いて臨めれば楽しみ」と力を込めた。兄がグランプリを射止めた中山で一発回答なら、兄妹G1制覇の夢が一気に膨らむ。 

 ▽池添とオルフェーヴル 10年8月、新潟での新馬戦で初コンビ。快勝後、馬はやんちゃぶりを発揮して振り落とされた。スプリングSから5連勝で史上7頭目のクラシック3冠を達成。その後、仏遠征ではスミヨン、国内では池添が騎乗。ラストラン・13年有馬記念を制し「彼は世界一強い」と語った。

 ▽池添とブラストワンピース 17年11月のデビュー戦(1着)からコンビ。ダービーは5着に敗れたが、菊花賞4着から臨んだ有馬記念でレイデオロ以下を破って優勝した。その後、2敗して川田にバトンタッチした。

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