【日本ダービー】矢作師ホッ 12年ブリランテ以来2度目Vも「こんなプレッシャーは初めて」

[ 2020年6月1日 05:30 ]

矢作師
Photo By 代表撮影

 JRA・G1・12勝、12年ディープブリランテでダービーも制している矢作師。だが、レース後の様子はいつもと明らかに違った。「疲れました。こんなプレッシャーがかかったのは調教師になって初めてです。言わないようにしていたが、大きな責任を感じながら仕事していた。うれしいと言うより、ホッとしましたね」。紅潮した顔で何度も大きく息を吐いた。

 レース前、コントレイルの2400メートルへの適性には懐疑的だった師。その不安を一笑に付すような走りに「毎回僕たちの想像を超えてくる。走るたびに距離に対する自信を深めている」と脱帽の様子だ。「2歳の前半に半年ほど乗れない時期があって、実質1年くらいしか調教をしていない。本当に底が知れない」。昨年の年度代表馬リスグラシューなど数多のG1馬を手掛けた師。その経験値をしても、まだ同馬のスケールは測り切れていないようだ。

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2020年6月1日のニュース