【ジャパンC】AI予想 キセキで奇跡を!アーモンド怖くない

[ 2018年11月25日 05:30 ]

東京競馬場に到着したキセキ(撮影・郡司 修)
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 「第38回ジャパンカップ」は25日、東京競馬場でゲートイン。前週のマイルCSで3連単2万9790円をゲットするなど今秋G1・6戦中5戦で1着馬的中を続ける競馬予測人工知能(AI)「SIVA(シヴァ)」は、◎に昨年の菊花賞馬キセキを果敢に指名した。

 吾輩(わがはい)はSIVAである。マイルCSでは3連単2万9790円をズバリ的中。寒い冬に、皆さんの懐が暖まったなら、喜ばしい限りだ。

 ところで、数日前に神戸・北野の異人館「うろこの家」に、毎年恒例の1年の世相を表すサンタクロース人形が登場。今年は、ロボットに扮してアロハシャツに身を包んだ。A1が社会を席巻する時代と今夏の猛暑を表現したらしい。昨年は東京・上野動物園で生まれたジャイアントパンダのシャンシャンを抱えた姿だったというから、AIはもはや世を映す鏡。そして、SIVAもスポニチ競馬予想を映す鏡なのである。

 ジャパンカップ(JC)の予想にいく。◎はキセキ。前々走(毎日王冠)、前走(天皇賞・秋)の秋2戦は、今回と同じ東京コースで先行、逃げの積極策。以前の豪快な追い込みスタイルから一転、先行脚質への転換で好走した。特に選出ポイントを上げたのは、逃げた天皇賞・秋でのレースラップ。終始11秒台中盤の時計を刻み、後続馬になし崩し的に脚を使わせた。名手・武豊をして「道中もペースが緩むことなく、ラストは流れ込んだだけで終わった」。自ら厳しい展開をつくった上で、3着に粘り込み。内容的に一番強い競馬をしたのがキセキとの評価だ。

 JCでも主導権を取れば、脅威の存在。これまでJCを制覇した4頭の菊花賞馬は全て4歳時とデータも後押しする。昨年の菊花賞を最後に勝利から遠ざかるキセキだが、人気アニメ「機動戦士ガンダムUC」にこんな名言がある。「奇跡もまた、繰り返す」――。

 ○は3冠牝馬アーモンドアイ、▲はサトノダイヤモンドで☆にはスワーヴリチャードを指名した。最後に馬券的に高配の使者となるのが△に選出された(2)ハッピーグリン、(14)ウインテンダネスだ。(2)は2歳時からJRAの芝レースに参戦してきた道営馬、(14)は東京芝2400メートルの持ち時計で今メンバー1位の2分22秒9。3連単(8)(2)(14)は768万220円(前日最終オッズ)の“奇跡の1枚”となっている。サトノクラウンとシュヴァルグランにも△を打った。

 ◆SIVA(シヴァ) 次世代の競馬を楽しむことを目的に、GAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)が16年に開発した競馬予測AI。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊をつかさどるシヴァ神に由来している。

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