【馬券顛末記】平成最後のJC わが本命キセキは…馬連?そんなもの

[ 2018年11月25日 17:55 ]

<ジャパンカップ>アーモンドアイが優勝(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 平成最後を飾るにふさわしいジャパンカップだった。わが本命キセキは果敢に先行し最後まで心躍らせてくれたが惜しくも2着。馬連? そんなもの買うはずもない。

 <2分20秒6> 

 ア然、ボウ然、驚ガクにアワ吹くレコード決着を目の当たりにすると、競馬記者なら誰でも現地で観戦したかったと思う。ホーリックスもアルカセットも、まとめて記憶の彼方へ消し飛んでしまった。

 当方はこの日、京都競馬場のターフビジョンを遠方に見る検量室前で観戦。なんでそんな“まどろっこしい”場所にいたかと言うと、“菜七子番”を命じられていたからだ。

 JC当日の25日、藤田菜七子は“裏開催”の京都競馬場で4鞍に騎乗。朝1Rから人気のモズベイビーで果敢に先行し2着。11R・オータムリーフSは自身の手綱でオープン入りを果たしたモズワッショイとのコンビ。積極的なレースを試みるもハイペースに巻きこまれ、10着に終わった。「ゲートでちょっとつまずいたけど逃げた馬の後ろで思った通りの競馬は出来ました。今回は昇級戦。慣れてくれれば」と振り返った。

 結局この日は4戦未勝利に終わったが、「前回乗れなかった芝のレースにも乗れたし、いい経験になりました」と記者に頭を下げ、京都競馬場を後にした。

 彼女も検量室のモニターでジャパンカップを観戦したはず。いつの日にかあの舞台に…と思ったかどうかは分からないが、3歳牝馬の力走は藤田に勇気を与えたはず。来たるべき未来は、さらなる女性躍進の時代かも。 (大阪・競馬担当オサム)

続きを表示

2018年11月25日のニュース