【秋華賞】アーモンド、3冠可能性高い 死角見当たらぬ

[ 2018年10月11日 05:30 ]

ミッキークロス(左)と併せ追い切るアーモンドアイ(撮影・郡司 修)
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 【取捨選択・アーモンドアイ】絶対女王アーモンドアイに死角は見当たらない。平成最後の秋華賞で史上5頭目の3冠牝馬が誕生する可能性は極めて高い。

 父がロードカナロアで2400メートルの距離が不安材料だったオークス。だが、終わってみれば桜花賞と全く同じ上がり33秒2の末脚でライバル馬たちを一蹴した。しかも、デビュー時からの弱点だった出遅れが解消。好スタートを決めて6番手から快勝した。課題を克服して新境地を見いだすあたりに、3冠牝馬に必要な資質を感じさせる。

 重箱の隅をつつけば、中146日でのぶっつけになる点や、先行馬に有利な京都内回りの短い直線距離などが挙げられるが、それも杞憂(きゆう)にすぎない。そう思わせるほどアーモンドアイには絶対的な強さがある。

 「順調な時ほどトラブルだけが怖い」と国枝師は言う。10年アパパネ以来、2度目の偉業達成へ慢心はない。不安らしい不安が見つからない牝馬3冠最終章。枠順や天候を考慮するが、現時点で◎に迷いはない。

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2018年10月11日のニュース