【秋華賞】アーモンド、“アパパネの夢”も背負って

[ 2018年10月11日 05:30 ]

ミッキークロス(左)と併せ追い切るアーモンドアイ(撮影・郡司 修)
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 【隠れ話 こぼれ話】馬道を歩くアーモンドアイに国枝師が頼もしげな視線を向けた。「これだけ落ち着いていれば外国に行く時も心配しなくていいな」。独り言のようにつぶやいた。牝馬3冠チャレンジ以後については何も決まっていないが、胸の内にはアパパネが実現できなかった欧米遠征の夢が膨らむ。

 来年はスピードシンボリが日本調教馬として凱旋門賞に初挑戦(69年)してから区切りの50年。史上初の凱旋門賞3連覇が注目される世界最強牝馬エネイブルに日本最強牝馬が挑む…。そんなビッグドリームはどうだ。「3冠はあくまで通過点。来年はエネイブルの域に近づいてほしいし、もうワンランクアップしたら凱旋門賞だって勝てます(笑い)」。主戦・ルメールは母国フランス最大のG1への期待を笑顔交じりに語った。

 「父ロードカナロア譲りの大きなストライドで夢のある走りを続けてほしい」と国枝師。悲願の世界タイトルまで夢は続く。

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2018年10月11日のニュース