【大井・東京盃】ミカヅキ、末脚輝き連覇!サブちゃん笑顔

[ 2018年10月11日 05:30 ]

内から伸びて東京盃連覇を飾ったキタサンミカヅキ(左)
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 JBCスプリント(G1、11月4日、京都)の前哨戦となる指定交流「第52回東京盃」(G2)が10日、大井競馬場で行われた。2番人気のキタサンミカヅキ(牡8=船橋・佐藤賢)が直線強襲、先に抜け出したネロを頭差かわして優勝。同一レース連覇を果たすとともに5つ目の重賞タイトルを手にした。手綱を取った森泰斗(37)は交流重賞初制覇となった。

 並み居るJRA勢の強豪を撃破し、JBCスプリントに向けてこれ以上ない試走となった。森は「スペースがもうそこしかなかったのでねじ込んでいった。この馬に乗って負けたことがないので信じて追った」と振り返った。いつもより前の5番手の内でじっくり脚をためると、直線では下がってきたマテラスカイとネロの狭いスペースをこじ開けた。8歳とは感じさせない末脚をサク裂させた同馬に、森は「どこに行っても自信を持って乗れる」と確かな手応えを得た様子。今月4日に82歳を迎えた北島三郎オーナーも「誕生日祝いだね。地方にきてから馬に落ち着きが出てきた。それで強くなった。JBCが楽しみ」と満面の笑みで話した。淀で再び最高の走りを見せるときが刻一刻と近づいてきた。

 ◆キタサンミカヅキ 父キングヘイロー 母キタサンジュエリー(母の父サクラバクシンオー) 牡8歳 船橋・佐藤賢二厩舎 馬主・大野商事 生産者・北海道日高町の広中稔氏 戦績52戦11勝(南関東11戦5勝) 総獲得賞金2億8428万円。

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