【宝塚記念水曜追い】サトノクラウン「グンと上向いた」

　雨でぬかるんだＷコースをサトノクラウンが突進していく。１馬身先行した外リリーバレロ（３歳未出走）、１馬身後方に付けた内アヴィオール（３歳５００万）との３頭併せで、馬なりのまま半馬身抜け出した。併せたレイダー（４歳１０００万）に半馬身遅れた１週前追い切りとは一変した走りに石橋は「前日（１９日）乗った時も感じましたが、動き切れなかった先週とは違います」とキッパリ。堀師も「今週に入って、グンと上向いてきた」と満足げ。ドバイ・シーマクラシック（７着）から３月初旬に帰国後は疲れが尾を引き、回復に手間取ったが、土壇場で間に合わせた。

　１３、１４年ゴールドシップ以来２頭目の宝塚記念連覇をたぐり寄せる最終追い。初コンビの石橋も「昨年は大外枠から勝っているし、枠順は気にならない。チャンスを生かしたい」と締めくくった。