【宝塚記念】藤原英厩舎２頭、成長度と勢いで金星獲り狙う

　リーディング藤原英厩舎はパフォーマプロミスとステファノスの２頭出し。注目は６歳にして重賞初制覇を決めたパフォーマだ。デビュー当初は体質の弱さを抱えていたが、５歳秋を迎えて本格化。「調教からビシビシ乗れるようになってきた。レース後もガタッとくるところがなくなった」と瀬戸助手。長めから負荷をかける、厩舎のハードトレーニングをこなせる体に仕上がると素質が一気に開花。重賞初挑戦の日経新春杯では、前々で押し切る王道の競馬で快勝。一線級相手に通用する力を示した。

　ここを春の目標に掲げ、目黒記念（３着）をひと叩き。１週前追いは美浦から戸崎が駆けつけＣＷコースで６Ｆ７９秒３〜１Ｆ１１秒６。軽々と猛時計を叩き出した。瀬戸助手は「しっかりとやれていることが、この馬にとっての順調な証」と胸を張る。実績は及ばないが、成長度と勢いで金星獲りを狙っている。