【宝塚記念】晴れならロケット発射!雨ならダンビュ粘走

[ 2018年6月20日 05:30 ]

調教へ向かうダンビュライト(撮影・平嶋理子)
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 音無厩舎は良馬場希望のミッキーロケット、道悪歓迎のダンビュライトの2頭出しで、週末の馬場がどちらに転んでも要注目だ。

 毎年のことながら梅雨時の宝塚記念は馬場が重要。今年も週末まで雨が続く予報で、各陣営は早くも気をもんでいる。そんな中で「速い馬場でもこなせるけど、とことん渋ってくれてもいい」と力強いのがダンビュライトの浜田助手。不良馬場の新馬戦を5馬身差で圧勝。同じく不良馬場の菊花賞は5着ながら4角先頭と見せ場たっぷりの内容だった。

 3歳の昨年は皐月賞3着→ダービー6着→菊花賞5着。「最強の1勝馬」の異名も取ったが、年末のサンタクロースSを勝つと年明けのAJC杯も快勝。「1勝馬でも“黄金ローテ”を使えたから馬が傷まなかった。昨年暮れくらいから馬が完成してきた」と大舞台での経験を力に変えた。香港遠征からの帰国初戦だが「香港の環境が良かったし、いつもと同じ。今朝も気負うことなくリラックスできていた」と状態面にも太鼓判を押した。

 一方、一つ先輩のミッキーロケットは7度目のG1挑戦。前走の天皇賞・春は4着と馬券圏内にあと一歩のところまで来ている。やや重の昨年日経新春杯を勝ってはいるが、不良の昨年天皇賞・秋(12着)、重だった今年の京都記念(7着)は完敗。こちらは良馬場希望だ。以前のスタート難やモタれ癖も近走は解消しており、生野助手は「馬の調子が良くて体が使えているからかな」と手応えを示した。“王道”天皇賞・春の最先着馬。やや重だった昨年は6着止まりだったが、馬場回復なら一発があっても驚けない。

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