【大井・帝王賞】ブレイブG1初制覇!出遅れても鬼脚爆発

[ 2017年6月29日 05:30 ]

<第40回帝王賞>レースを制したケイティブレイブ(左)
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 上半期のダート王決定戦「第40回帝王賞」が28日、東京・大井競馬場で行われ、6番人気ケイティブレイブが直線で目の覚めるような末脚を発揮して差し切り勝ち。G1初制覇を飾った。1年前に同じ舞台のG1・ジャパンダートダービーで2着だった同馬。雪辱を果たすとともに、ダート界に世代交代を告げる鐘を鳴らした。

 ゲートが開いた瞬間、スタンドを埋めた2万2875人の観客からどよめきが起こった。逃げると思われたケイティブレイブがスタートで大きくつまずいた。四肢を踏ん張って体勢を立て直したが、道中は後ろから5番目。「もうダメだと思った」と目野師。福永も「終わったと一瞬思った」と振り返った。

 想定外の展開も、前半1000メートルが62秒1とややスローで流れる中、腹をくくって脚をためた。「慌てずにリズムを守って行ったのが良かった」と福永。800メートルすぎで各馬が動きだしたのを見て、ケイティと福永も3コーナー過ぎから進出開始。直線は外からグングン脚を伸ばし、前にいた6頭を次々と抜き去った。上がり3Fはメンバー最速の36秒5。「凄い脚。直線でハミを取ったときに今までにはない感じがあった。今回の形で勝てたのは何よりの収穫」。コンビ3戦目の鞍上も、秘めていた鬼脚に目を丸くするばかりだった。

 3歳5月の園田・兵庫チャンピオンシップで、後のフェブラリーS馬・ゴールドドリームを7馬身差で負かし、早くから素質の高さを見せていた同馬。その後は逃げという自らの競馬の型がネックになりG1で2、5、6着と結果を出せずにいたが、その鬱憤(うっぷん)を晴らす鮮やかな差し切りVで、ダート界に新星誕生を告げた。今後は未定も「地方、中距離以上が合う」と目野師。来年2月で定年を迎える師に、G1・2勝目をプレゼントした孝行馬が、群雄割拠のダート界をさらに盛り上げていく。

 ◆ケイティブレイブ 父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母の父サクラローレル) 牡4歳 栗東・目野哲也厩舎 馬主・滝本和義氏 生産者・北海道新ひだか町の岡野牧場 戦績21戦7勝(南関東4戦2勝) 総獲得賞金2億4792万8000円。

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