【有馬記念】(16)マリアライト 久保田師「体使ってノビノビ」

[ 2016年12月22日 05:30 ]

単走で追い切るマリアライト
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 有馬記念が引退戦となる宝塚記念馬・マリアライトにとって、これがトレセンでの最後の追い切り。いかにも気分良さそうに四肢を伸ばした。Wコース単走で大外を回って5F68秒9〜1F13秒0。久保田師は「体を使ってノビノビ走っていた。満足いく仕上がり」と胸を張った。

 連覇を狙った前走・エリザベス女王杯は不利が響いて6着。師は「運がなかった」と振り返る一方で「息もすぐ入ったし、あまり走っていない感じ」とダメージがなかったことに胸をなで下ろした。

 そのエリザベス女王杯は8キロ減の432キロ。「ズブさが見えたので意識して絞った。いかに維持していくかを主題にしてきた」と引き続き研ぎ澄まされた体つきで臨む。

 今年の出走馬で唯一、ラストランが決まっているG1馬。蛯名は「相手は強いが、毎回一生懸命走ってくれる馬。あの馬らしい走りを見せられれば」と抱負を語る。幾多の名馬が有終Vを飾ってきた大舞台。クリスマス有馬は“マリア様”が輝くにふさわしい。

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2016年12月22日のニュース