【BCF&Mターフ】ヌーヴォ、勝負所で反応なし 斎藤誠師「正直レースしてない」

[ 2016年11月6日 07:35 ]

11着でレースを終え引き上げるヌーヴォレコルトと武豊騎手

 第18回BCフィリー&メアターフ(米G1、芝2000メートル、13頭立て)は5日(日本時間6日)、カリフォルニア州アーケーディアのサンタアニタパーク競馬場で行われ、日本から参戦した武豊騎乗のヌーヴォレコルト(牝5=斎藤誠)は11着に終わった。勝ったのはデットーリ騎乗のクイーンズトラスト(牝5=英スタウト)で勝ち時計は1分57秒75。 

 8番人気のヌーヴォレコルト。抜群のスタートから少し位置を下げて6番手の外側で道中は進んだが、勝負所で反応することなく11着でゴール。勝ったのは3番人気(11)クイーンズトラスト(デットーリ騎手)で勝ち時計は1分57秒75。

 斎藤誠師は「馬の状態は相当良かったが、レースの流れが全般的に速すぎてたまるところがなかった。位置を取ったかなと思ったところで他馬に来られたりして息が入らなかった。いいところにいたが3角からついて行けなくなった」と分析。

 さらに「ためて『ドン』というのが彼女のレース。しっかりジョッキーが追うのに応えるのが彼女の真骨頂。彼女にとって良いレースではなかった。正直レースしていないかな」と悔しさをにじませた。

 それでも「米国でいい状態で出走できたことを誇りに思う。このあとはデルマー競馬場に移動して馬体を見ながら色々なレースを考えていく」と前を向いた。

 今後は28日にデルマーから香港へ向けて出発予定。斎藤誠師は「香港はヴァーズかカップか両にらみで考えている」と話した。

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