【京王杯2歳S】モンドキャンノ一気差しV!ルメールの巧腕光る

[ 2016年11月6日 05:30 ]

<東京11R・京王杯2歳S>レースを制したモンドキャンノ

 東京メインG2「第52回京王杯2歳S」は後方追走の3番人気モンドキャンノが鋭く伸び、先に抜けたレーヌミノルを半馬身かわして重賞初Vを飾った。

 名手ルメールの巧腕が光った。ソロッとスタートを出すと、前向きなモンドキャンノをなだめた。直線はメンバー最速3F33秒7で一気差し。初騎乗の鞍上は「最初は少し掛かったけど、他の馬の後ろに入ってからは折り合いもついた。4コーナーでは息も入ったし、直線の反応も良かった。距離もちょうどいい」とニッコリだ。

 父キンシャサノキセキは高松宮記念連覇。母レイズアンドコールはアイビスSD3着の快速馬。スプリンター色が濃い血統だけに、前走・函館2歳S(2着)からの1F延長克服が鍵だった。安田師は「ホッとした。掛かるので距離がどうかと思ったけど、調教で燃え過ぎないように努めた効果が出た。1400メートルまで克服してくれたので朝日杯FS(12月18日、阪神)に行かないと駄目でしょう」と2歳王者を見据えた。ルメールも「もう少しリラックスして走れば、1600メートルも大丈夫」とさらなる1F延長克服の太鼓判を押した。

 ◆モンドキャンノ 父キンシャサノキセキ 母レイズアンドコール(母の父サクラバクシンオー)牡2歳 栗東・安田厩舎所属 馬主・ユアストーリー 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績3戦2勝 総獲得賞金5765万4000円。

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