【阪神JF】デンコウアンジュ1馬身半先着、余裕の末脚11秒5!

[ 2015年12月10日 05:30 ]

ポリトラックコースで鋭い末脚を繰り出すデンコウアンジュ

 フロックと言わせない。2歳女王決定戦「第67回阪神JF」の最終追いが9日、東西トレセンで行われた。栗東では12番人気でアルテミスSを制したデンコウアンジュが、ポリトラックコースで先着。粗削りだったデビュー当初とは一変した動きを見せた。

 デンコウアンジュの最終追いはポリトラックコースで上がり重点。メイショウルルド(2歳未勝利)を無理なく追走し、直線内からラスト11秒5で余裕たっぷりに約1馬身半先着した。道中気難しさを出さず、真っすぐに抜け出した点は評価できる。騎乗した佐藤助手は「あまりやり過ぎず最後抜け出すように。相手にへばりついて抜け出さなかったら嫌だなと思ったけど、スッと反応してくれた」と及第点を与えた。

 デビュー当初は粗削りな面が目立った。2戦目の未勝利戦で1着になるも、4角では頭を上げて外にモタれ気味となり、ラスト1Fでは内に斜行した。他馬の進路が狭くなったことで、鞍上の川田は開催4日間の騎乗停止処分を受けた。前走・アルテミスSでは直線大外からメンバー最速の上がり3F33秒3の末脚を繰り出し、メジャーエンブレムを差し切った。フラつく面もマシになり、精神面が成長した。佐藤助手も「走りが軽くていい馬なんだけど、2歳の時点でこんなに取材される馬になるとは思わなかった。秘めた力があるんだろう」と、このパフォーマンスには驚いた様子だった。

 前走時の馬体重は前々走比でマイナス18キロ。関東遠征の影響がモロに出たように思えたが、荒川師は「細くは見えなかった」と振り返る。レース後は阪神JFを視野に調整し、すぐに体重も戻った。だからこそ先週にCWコースでいっぱいに負荷をかけ、今週は前走と同じくポリトラックコースで最終調整。「先週で454キロ(前走比でプラス6キロ)だった。今週やってどれくらい変わるかだけど問題ない。気が強くてしっかり走ってくれる馬。自分のレースをしてくれれば」と納得の仕上げだ。

 師がかつて管理した母デンコウラッキーはダート馬だったが、メイショウサムソンとの配合で2歳女王、さらにはクラシック獲りを目指せる馬が誕生した。秘める能力はどれほどなのか?底知れぬ可能性を感じさせる。

続きを表示

「中山記念(G2)」特集記事

「阪急杯(G3)」特集記事

2015年12月10日のニュース