【スプリングS】能力違うリアルスティール 3戦3勝で皐月主役へ

[ 2015年3月19日 05:30 ]

福永の合図に鋭く反応したリアルスティール(右)は併走馬を一気に突き放す

 「スプリングS」ではわずか2戦目で共同通信杯を制したリアルスティールが、坂路併せ馬で躍動した。

 リアルスティールは史上初のキャリア1戦で共同通信杯を制し、デビューからわずか2戦で春の主役候補に躍り出た。最終追いは福永を背に坂路で併せ馬。キョウエイインドラ(3歳500万)を相手に馬なりで4F53秒1~1F12秒5。いっぱいに追われる僚馬を尻目に持ったままの手応えで、楽々と2馬身半差突き放してフィニッシュ。低い重心から沈み込む力強いフットワークは、同期のライバル達と比較しても異彩を放つ存在だ。

 福永は「先週に時計(CWコース6F81秒7~1F11秒6)を出しているので、今週はオーバーワークになり過ぎないような調整。思ったよりも時計は速くなったが、負荷的にはイメージ通り。エンジンの掛かりが違うし、デビューの頃から比べると出来は雲泥の差。今のところ何の不安もない」と手応えを絶賛した。

 前走は関東圏へ初の長距離輸送・初コース・相手強化と課題は多くあったが、あっさりとクリアした。スタートも良く道中の折り合いもスムーズで、レースセンスは抜群。それに加え馬群でもまれても問題なく、好位で切れる非凡な瞬発力は世代トップクラスを誇っている。

 矢作師も「追い切りはもっと遅いくらいで良かったが、能力が高くて時計が出た。去年の夏はまだ緩さがあったが、レースを使ってから成長曲線の角度が上がってきている。トライアルとしてはいい状態。本番に向けていい経験になれば」と素質の高さを口にした。

 コーナー4つの舞台は初めてだが持ち前のセンスを発揮できれば、ここは通過点。3戦3勝で同レースを飾れば82年ハギノカムイオー、85年ミホシンザン以来となる最少キャリアでの無敗Vとなる。偉大な先輩の背中を追って、まずはクラシック1冠を。底知れぬ成長力で突き進む。

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