365日 あの頃ヒット曲ランキング 6月

【1989年6月】17才/悩殺されました!森高千里のミニスカ、パンチラ、脚線美

[ 2011年6月7日 06:00 ]

コンサートで歌う森高千里(91年撮影)
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 ★89年6月ランキング★
1 Diamonds/プリンセス・プリンセス
2 Return to Myself/浜田麻里
3 さよならベイビー/サザンオールスターズ
4 嵐の素顔/工藤静香
5 ムーンライトダンス/渡辺美里
6 夢の中へ/斉藤由貴
7 17才/森高千里
8 ともだち/中村あゆみ
9 ごめんよ涙/田原俊彦
10 湘南ハートブレイク/荻野目洋子
注目大地の子供たち/ハウンド・ドッグ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【17才/森高千里】

 リズミカルなディスコ風のメロディーに乗って腰をくねらせ、フリル付いた超ミニスカートからはスラッと伸びたきれいな脚がのぞく。エンディングはターンした際にパンティがチラッと見えたりするおまけ付き…。

 18年前、アイドル歌手の南沙織が歌い大ヒットした曲が、大きくイメージチェンジして森高千里によって平成の世で再度ブレークした。

 観察力が鋭く、感性も独特で、個性的な歌詞は業界内にファンも多かったが、ヒットとなると縁がなかった森高。といって、ヒットを狙って「17才」をリバイバルしたわけではなく、「ディレクターが持っていた沙織さんのベスト盤を一緒に聞いていて“歌ってみたいよな”ってつぶやいたら、“じゃあやってみよう”といった感じで話が決まった」。ミニスカートについてもスタッフが「脚、きれいだね。それでずっと行こうか」のひと言で決まってしまった。

 「17才」を出す前の森高は「売れたいという思いが強かった。曲についていろいろ考えすぎストレスがたまった」と振り返っている。88年には2度入院もした。病院のベッドの上で思ったのは、「自然に流れに沿って、焦らず、リラックスしてやっていこう」。肩の力が抜け、オリジナルにこだわらず、18年前のヒット曲を歌う気になれたのも心境の変化からだった。

 南が歌った“元祖”の55万枚には及ばなかったものの、CDシングルの売り上げは40万枚に達し、TBS「ザ・ベストテン」にも初登場した。

 ミニスカ、パンチラ、脚線美とくれば放っておかないのが大学生。89年の学園祭には20校からお呼びがかかった。前年88年の「学園祭の女王」は、セクシー路線を売りにした杉本彩。89年は「エッチなカウボーイスタイル」で“V2”を宣言したが、思わぬ伏兵の登場で13校止まり。森高が平成最初の女王となった。

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