365日 あの頃ヒット曲ランキング 6月

【1973年6月】情熱の嵐/西城秀樹 伝説の「ヒデキ!!」コールはここから始まった!

[ 2011年6月21日 06:00 ]

ステージで熱唱する西城秀樹
Photo By スポニチ

 ★73年6月ランキング★
1 危険なふたり/沢田研二子
2 赤い風船/浅田美代
3 君の誕生日/ガロ
4 傷つく世代/南沙織
5 森を駈ける恋人たち/麻丘めぐみ
6 赤とんぼの唄/あのねのね
7 恋にゆれて/小柳ルミ子
8 情熱の嵐/西城秀樹
9 女のゆめ/宮史郎とぴんからトリオ
10 妖精の詩/アグネス・チャン
注目避暑地の恋/チェリッシュ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【情熱の嵐/西城秀樹】

 曲のタイトルを知らなくても「君が望むなら」と歌った後に続く、客席からの「ヒデキ!!」コールを知らない人は少ないはず。72年に「ワイルドな17才」というキャッチフレーズでデビューした西城秀樹が全国区になるきっかけとなった5枚目のシングルは、初めてオリコンチャートのトップ10にランクイン。最高6位まで上昇し、レコード売り上げは25万枚を記録した。

 ラジオの電話リクエストも殺到し、いわゆる「新御三家」と呼ばれた郷ひろみや野口五郎のファンとの競争も激化。日曜日になると、ラジオ局にかかってくる電リクの大半は3人のファンばかりというのも珍しくなかったという。

 野口、郷と比べて、一歩後れを取っていた感の強かった西城だが、2人が女子中高生から「かわいい」と言われるアイドルだったのに対し、西城はそのキャッチフレーズの通り野性味が魅力。初期の作品を担当した、作曲家の鈴木邦彦とアレンジの馬飼野康二は意図的に激しいロック調の曲を作り、女性ファンがより興奮しやすくなるようなストレートなフレーズを歌詞に散りばめた。

 「情熱の嵐」のヒットで勢いがつき、続く「ちぎれた愛」ではオリコン1位を獲得。野口、郷よりも1年早く頂上に立った。、日本レコード大賞でも歌唱賞を受賞。NHK「紅白歌合戦」の初出場も確実視されていたが、落選。野口は2回目、郷は初出場を果たした。

 「一度だけ男泣きしたことがある。ゴローちゃんとひろみクンがステージに出て、僕だけがお呼びじゃなかった。悔しかった。あの時は」。紅白に出場できなかった時のこと、と本人が言ったわけではないが、明らかに73年の大みそかのことだったことは察しがつく。

 広島県出身。小学校時代から音楽に目覚め、5年生にして兄とバンドを組んでいたこともあった。中学時代は牛乳配達のバイトをして楽器を購入。高校時代にジャズ喫茶で歌っていたところをスカウトされ東京へ。歌、ダンスなどのレッスンをマネージャー宅に住み込んでレッスンを重ね、ようやくデビューを果たした。2011年でデビュー40年となった。

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