三浦りょう太 夢は「いつか坂本龍馬を演じる」 カズ長男、初の朝ドラで新人マネジャー熱演中

[ 2024年3月6日 05:00 ]

朝ドラの現場で趣里と写真に納まる三浦りょう太
Photo By 提供写真

 サッカーのポルトガル2部オリベイレンセに所属するキングカズこと三浦知良(57)の長男で俳優の三浦りょう太(26、りょうはけものへんに寮のうかんむりなし)がNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で新人マネジャーの柴本タケシを熱演している。このほど本紙などの取材に「どうしようもないタケシがどう主人公のそばで、成長していくのか注目してもらいたい」と呼びかけた。

 2019年11月の俳優デビュー後、朝ドラ出演は初めて。戦後に「ブギの女王」として一世を風靡(ふうび)した笠置シヅ子をモデルにしたヒロインの趣里(33)演じるスズ子の新人マネジャー役。軽はずみな行動で失敗を繰り返しながら成長していく役どころで「主人公への真っすぐな気持ちがあれば成立すると思い、役を作りました」と、一生懸命さが空回りしてしまう、どこか憎めないキャラクターを演じた。

 所属事務所の先輩でもある趣里は「演技の師」と仰ぐ存在だ。新人の時にワークショップで演技指導してもらい「とにかく楽しむこと」を学んだ。待望の共演がかない「趣里さんのマネジャー役というのは等身大の自分と重なって、いろいろ感じる部分はありました」。終盤の重要なキャラクターとして、師匠の名演を“アシスト”していく。

 朝ドラ出演の反響は大きく「朝ドラが好きな(父方の)祖母からは“死ぬ前に見られて良かった”と笑えないジョークを言われました」と明かした。昭和を舞台とする作品で「昭和顔と呼ばれてきて、昭和の物も好き。昭和の世界を演じることに憧れがありました」と感激している。

 将来的には坂本龍馬を演じることを夢見ている。両親が自身を命名する時に候補にも挙がったのが「龍馬」で、小学生の時から高知や長崎などのゆかりの地を巡ってきた。昨年9月に死去した知良の父で祖父の納谷宣雄さんには「いつか龍馬を演じる」という誓いも立てていたという。

 その魅力を「大人になっても子供で、いつまでも冒険心、探究心があるところが好き」と力説。「情けない部分がしっかりあるが、周りが応援してくれる龍馬像が凄くある」と演じる姿も思い描いている。戦後の若者マネジャーを足がかりに幕末の英雄へ。三浦の長い航海は始まったばかりだ。


 ◇三浦 りょう太(みうら・りょうた=りょうはけものへんに寮のうかんむりなし)1997年(平9)9月5日生まれ、東京都出身の26歳。19年にTBSドラマ「グランメゾン東京」でデビュー。大学時代には庭師のアルバイトを行っていた。母はタレントの三浦りさ子、弟は格闘家の三浦孝太。憧れの俳優は萩原健一さん。血液型A。

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