お台場でいにしえのコスプレイベント「いにフェス」が開催 【コスプレ図鑑】

[ 2024年2月27日 18:00 ]

東京国際交流館プラザ平成でコスプレする千都ちひろ氏
Photo By 提供写真

 今年で創刊22年目を迎える雑誌『COSPLAY MODE』が、オールジャンルコスプレイベントを開催する。「いにフェス」と名付けられたこのイベントのコンセプトは「いにしえのコスプレ」。いにしえとは、コスプレ経験の長いコスプレイヤーが自虐的に使う用語。「私なんかいにしえだから」「いにしえレイヤーだし」などと会話の中で使う。 <なるほどコラム>コスプレの起源は南北朝時代?江戸時代?

 なぜいま「いにしえ」なのか?コスプレ専門誌COSPLAY MODE編集長の千都ちひろ氏に聞いた。

 「オタク業界が注目するアニメやゲームのタイトルは移り変わりが激しく、衣装や小道具を用意してから撮影をしたり、イベントに赴くコスプレではそれらを追っていくのも大変で、どうしても出遅れてしまいます。

 時流に乗れていなくてもいい、もっとひとつのタイトルをこだわってコスプレしようよ、というのが、いにフェスです。いにしえの定義は本人次第。自身がこだわりたいコスプレを披露してもらいたいですね」

 昨年9月に第1回が名古屋で開催された、いにフェス。東京では初めてとなる。東京での開催地として、お台場の施設を選んだ理由を同氏が語る。

 「本当は晴海の客船ターミナルで開催したかったのです。でもその施設は2020年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックに合わせて新たなターミナルが青海でオープンするため閉館となり解体されました。

 平成の頃は毎月コスプレイベントが開催されるほど、人気の施設。いにしえコスプレイヤーの聖地ですね。今回のいにフェス開催施設は、お台場の国際クルーズターミナル近くにある東京国際交流館プラザ平成です。この施設も10年以上コスプレイヤーに親しまれている人気の施設です」

 東京国際交流館プラザ平成は、その名の通り国際会議等も行われる施設で、海外からの来場者も多い。床から天井まである大きな窓からは陽光が降り注ぎ、コスプレイヤーのほかコスプレイヤーを写真に収めるアマチュアカメラマンにも人気の施設。撮影は施設の2階に位置するテラスや施設周辺の屋外でも可能。また当日は、アニソンDJによるステージやコスプレパフォーマンス、人気コスプレイヤーと交流ができるファンミーティングも予定されている。早春のお台場でいにしえのコスプレイヤーとカメラ片手に交流するのもよいかもしれない。

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