宝塚歌劇団 裁判回避のためハラスメントしぶしぶ認めた!?急死女性遺族側会見で専門家が指摘

[ 2024年2月27日 19:24 ]

宝塚歌劇団の劇場

 昨年9月に急死した宝塚歌劇団の劇団員女性の遺族代理人が、宝塚歌劇団との交渉過程を報告した記者会見を受け、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演した浅井耀介弁護士が解説した。

 遺族側は昨年末にハラスメントに当たる15の事項を宝塚側に提出。これに対して宝塚側は難色を示していたが、1月24日の交渉で「多くのハラスメントがあった」と認めた。この経過について浅井弁護士は「遺族側が、このまま交渉がうまくいかなかった場合には交渉以外の必要な手続きを行わざるを得ないと伝えていた。劇団側も、このまま行為を曖昧にしたままだと謝罪してお金を払うだけではなく訴訟にまでいってしまうかもしれないという発想を持つに至ったのではないか」と予想。その結果「ハラスメントに該当するという表現に切り替えたのでは」と推測した。

 ただ、現在もハラスメントのうち認めているものと認めていないものがあり「劇団側は裁判になった場合のリスクを低下させたいと思っている可能性がある。遺族側はそこはいいから真実を明らかにしてほしい、というところがあり双方に温度差がある」と指摘した。

 また双方の主張が出そろい、合意が締結された場合に、歌劇団側が「謝罪内容は公表せず合意していない点のみ公表」という条件が提示されたという。浅井弁護士は「会見で遺族側の代理人もおっしゃっていたが、私も奇妙に感じた提案。ただ、あえて推測するなら、歌劇団側は行為自体はあいまいにして、謝罪し補償しましたという部分は世間に見せて、細かい行為自体は否定したいという考えがあるのでは」という考えを示した。

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