王将戦第4局始まる 藤井王将が防衛決めるか、菅井八段の巻き返しなるか 開始20分で互いに馬作り合う

[ 2024年2月7日 09:06 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第4局・1日目>初手を指す藤井王将(右)。左は菅井八段(撮影・藤山 由理、大城 有生希、会津 智海、光山 貴大)
Photo By スポニチ

 将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第4局が7日午前9時、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で始まった。

 午前8時48分に菅井が対局室入り。お茶やおしぼりを運んできたスタッフに一礼し、静かに待つ。藤井は50分に登場。巾着からデジタル時計などを取り出し、脇息を引き寄せて対局姿勢を整えた。

 9時になり、先手の藤井がお茶を一口。ゆっくりとした手つきで▲2六歩と着手。菅井は△3四歩と突く。菅井はすぐに△3二飛と珍しい形の三間飛車を選び、それに対し藤井は▲2二角成と角交換。その後、お互い角を打ち、開始約20分で馬を作り合った。だが、副立会人の戸辺誠七段(37)は「一見激しそうに見えますが、この後は馬を作り合ってから囲うなど、構想力が問われる将棋になる。お互いに柔軟な対応が求められそうです」と話した。

 3連勝でタイトル防衛に王手をかけた藤井と、意地の1勝をもぎ取りたい菅井。注目の対局が幕を開けた。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月7日のニュース