松本人志の裁判、女性→小沢への“お礼LINE”は松本有利に働く?証拠にならない? 弁護士が解説

[ 2024年1月23日 05:30 ]

ダウンタウンの松本人志
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 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が22日、自身が飲み会で性的行為などを強要したとする疑惑を報じた「週刊文春」の発行元・文芸春秋などを相手取り、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償のほか、記事の訂正を求めて、東京地裁に提訴した。松本個人による提訴となり、請求額は約5億5000万円。司法の場で徹底抗戦する構えだ。

 芸能界の訴訟に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士は、今回の裁判について「第一審判決が出るまでには、1年半から2年ほどかかる」と指摘した。

 松本の裁判での主張は(1)性的行為がなかった(2)性的行為はあったが強要はしていない――の2つが考えられるという。

 (1)の場合、文春側に性的行為があったと立証する責任があるとし「文春側は複数の証人を集めることで、真実性を立証していくのでは」と説明。

 一方、(2)の場合は松本側に「合意に至ったことを立証する必要が出てくると予想される」と解説した。飲み会後に女性が同席していたスピードワゴンの小沢に送ったとされるお礼のLINEメッセージについては「現時点で強要を否定する決定的な証拠にはならない」とした。

 一方、嵩原安三郎弁護士は「全体を見て判断しないといけないが、メッセージに着目すると松本さんに有利に働く」との見解を示した。「松本さんも本当に本当に素敵で」などの文面について「社交辞令の域を超えていると判断される材料になるのでは」と理由を説明した。

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