NHK紅白 44年ぶり“旧ジャニ”ゼロ 「Snow Man」は同日に無料配信ライブ…影響必至

[ 2023年11月13日 13:09 ]

Snow Man
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 大みそかのNHK「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20)の出演者が13日、東京・渋谷のNHKホールで発表され、紅白合わせて44組と発表された。初出場は13組。SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)所属アーティストは出演しないことが分かった。所属タレントが紅白に出場しないのは1979年以来、44年ぶりとなる。大みそかには、同事務所所属の男性9人組グループ「Snow Man」が公式YouTubeチャンネルで無料生配信ライブを開催すると宣言しており、多くのファンが視聴するのは必至で、紅白にも影響が及びそうだ。

 創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題に揺れる同事務所。NHKは10月に行った定例会長会見の中で、「新規の出演依頼については被害者への救済と再発防止への取り組みが着実に進まないと行わない」とした上で「紅白についても同じ方針。現段階ではその方針に沿って対応する」と明言していた。

 SMILE―UP.が立ち上げる新会社の社長に、のんがエージェント契約を結ぶ株式会社スピーディの社長・福田淳氏(58)が就任する方向にもなったが、NHKの宣言通り、この日の発表で出演者一覧に所属タレントの名前はなかった。

 旧ジャニーズ所属タレントは1965年に初出場し、1980年に田原俊彦が「たのきんトリオ」先陣として「哀愁でいと」を披露してから昨年まで、毎年途切れることなく出演してきたが、44年ぶりに不在となる。

 Snow Manの生配信は、「たくさんのファンのみんなと一緒に、大みそかの夜を過ごしたい」との思いから決定した。同グループは所属タレント中、屈指の人気で今年上半期のオリコンシングルチャートでは「タペストリー/W」がKing&Princeに次ぐ2位を記録した人気グループ。今回の発表に、SNSには「紅白じゃなく大みそかはSnow Manと過ごす」との書き込みも。放送関係者には「他のグループも配信ライブをすると発表するんじゃないか」との声も広がっている。

 配信はスマホで手軽に視聴できるだけに、紅白にとって大きな脅威となりそうだ。

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