「どうする家康」異色の次回副題「太閤、くたばる」がネット話題「斬新」「誰視点」ムロ秀吉にふさわしい?

[ 2023年10月14日 13:50 ]

大河ドラマ「どうする家康」第38話。茶々の新たな懐妊を知った豊臣秀吉(ムロツヨシ)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月8日、第38話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第38話は「唐入り」。ついに天下統一を果たした豊臣秀吉(ムロツヨシ)は、次の狙いを国外に求めた。江戸開発に勤しんでいた徳川家康(松本潤)をはじめ、諸大名を肥前名護屋城に集め、唐入りを命じる。朝鮮に渡った加藤清正(淵上泰史)たちから連戦連勝の報が届き、秀吉はご満悦。しかし、家康は苦戦を強いられているという裏情報を入手。家康が石田三成(中村七之助)とともに秀吉の渡航を必死に食い止めようとした時、家康の前に茶々(北川景子)が現れ…という展開。

 文禄2年(1593年)5月、秀吉は明国との戦を休止。和睦へ向けた話し合いを始めた。

 そこへ茶々からの文が届く。秀吉は目を丸くし「そんな…」「子ができた。茶々が…また身ごもった」。茶々は勝ち誇ったような表情。秀吉も高笑いが止まらない。

 寧々(和久井映見)、足利義昭(昌山)(古田新太)、家康に諭され、一度はついえたかに見えた秀吉の野望。それが再び目を覚ましたかと思われた矢先の次回予告。第39話の副題「太閤、くたばる」(10月15日)がSNS上で話題を集めた。

 豊臣秀吉登場の主な大河ドラマと秀吉退場回のサブタイトルは、

 1965年「太閤記」(主演・緒形拳)最終回(第52話)「夢のまた夢」

 1983年「徳川家康」(武田鉄矢)第35話「太閤死す」

 1996年「秀吉」(主演・竹中直人)最終回(第49話)「夢のまた夢」

 2002年「利家とまつ~加賀百万石物語~」(香川照之)第47話「秀吉死す」

 2006年「功名が辻」(柄本明)第39話「秀吉死す」

 2009年「天地人」(笹野高史)第35話「家康の陰謀」

 2011年「江~姫たちの戦国~」(岸谷五朗)第31話「秀吉死す」

 2014年「軍師官兵衛」(竹中直人)第45話「秀吉の最期」

 2016年「真田丸」(小日向文世)第31話「終焉」

 2023年「どうする家康」(ムロツヨシ)第39話「太閤、くたばる」

 今作の「くたばる」は異色。放送後のYahoo!リアルタイム検索にも「くたばる」が5位に入るなど、反響を呼んだ。

 ストレートな物言いに、一部には「酷すぎない?」「流石にもうちょっと言葉を選んだら?」などの声も上がったが、概ね好反応。「思い切ったワードチョイス」「声を出して笑ってしまった」「ストレートすぎる。まあ『くたばる』がふさわしいけど。こんな憎ったらしい秀吉も初めてだからな」「初登場時から『くたばる』と形容される最期のために生きてきたような感じだもの、今回の秀吉」「40年近く大河ドラマを見続けてきて、『くたばる』ってサブタイトル、凄く斬新だなぁw」「秀吉クラスの人物の最期を『くたばる』と表現するの、新鮮すぎるけど、『どう家』の秀吉は『くたばる』で正しい気がする」「『くたばる』は家康の言葉じゃなく、茶々の言葉だと思うの」「誰視点の意味合いか。自分で言ったのか、茶々か、家康か、別の家臣か」などの投稿が相次いだ。

 ヒール役として大河史上“最恐”の呼び声も高いムロ秀吉。その最期は、どのように描かれるのか。

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