収束の兆し見えず…福原愛さんは「社会的弱者で被害者」　元夫会見内容に代理人が反論

江宏傑さん（左）と福原愛さん
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　卓球女子で4度の五輪に出場した福原愛さん（34）の代理人を務める今里恵子弁護士は1日、元夫の江宏傑さん（34）が福原さんに長男の引き渡しなどを求めて7月に記者会見した内容に対し「重大な人権侵害」などと反論する書面を報道機関に送付した。

　江さん側は7月27日の会見で、東京家裁が同20日に長男を自身へ引き渡すよう命じる決定を出し、保全命令も出されたと明かしていた。21日には強制執行の申し立ても行ったとした。福原さん側の書面では、法律上さらに上訴して争う手段が認められているとして、現段階で司法判断は確定していないと強調した。

　また、会見に同席した江さんの代理人、大渕愛子弁護士が、引き渡しが実現しない場合に未成年者誘拐罪での刑事告訴を示唆した点について「刑事罰の対象になる事実関係は全くない」ともつづった。

　「大渕代理人に比べれば、福原さんは社会的弱者で被害者」などと、会見によって深刻な人権侵害、恣意（しい）的な社会的制裁が発生しているとも説明。江さんの会見が口火となり、双方の弁護士が声明文で応酬するドロ沼ラリーは収束の兆しが見えていない。