棋聖戦第3局へ藤井棋聖「重要な一局。精いっぱい熱戦に」佐々木七段「全身全霊を尽くし2人で美しい譜を」

[ 2023年7月2日 18:56 ]

棋聖戦第3局前夜祭で笑顔を見せる藤井聡太棋聖(左)と佐々木大地七段(撮影・我満 晴朗)
Photo By スポニチ

 将棋の第94期棋聖戦5番勝負は3日、静岡県沼津市の沼津御用邸東附属邸第一学問所で第3局を行う。前日の2日は4連覇を狙う藤井聡太棋聖(20)=王将、竜王、名人、王位、叡王、棋王含む7冠=と挑戦者・佐々木大地七段(28)が同所で対局場を検分し、その後同市内のホテルで前夜祭に出席した。

 1勝1敗で迎える今局について藤井は「(沼津では)2年前以来で、その時は大雨の中での対局だったんですが、今回は天気にも恵まれ、あらためて素晴らしい対局場だという思いを強く持ちました。あすの第3局は1勝1敗で迎えることになり、シリーズの行方を左右する重要な一局。精いっぱい熱戦にできるよう頑張りたいです」と意気込み。

 佐々木は「先日、リサイタルに招待されて初めて演奏を聴いたのですが、音楽の知識がない中で、演奏者の迫力に圧倒された。あすの対局では自分自身全身全霊を尽くし2人で美しい譜をつくりたいと思っています。山場の第3局は鬼門の後手番で(笑い)精いっぱい準備してましたが、どうなるかは明日のお楽しみということで」と意欲を語った。

 3日の対局は藤井の先手番で午前9時に開始。持ち時間は各4時間で、終局は夕刻以降の見込みだ。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月2日のニュース