吉岡里帆 反響を呼んだ初めてのドラマでの悪役「本当に嫌いになった」の声で感じたこと

[ 2023年6月25日 16:33 ]

吉岡里帆
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 女優の吉岡里帆(30)が25日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。ターニングポイントとなった作品について語った。

 この日は芥川賞作家でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹、シンガーソングライターの吉澤嘉代子とともにトーク。プライベートでも仲良しだという吉澤は吉岡について「里帆ちゃんはいつも役に対しての誠実さを感じていて。ミュージックビデオで私は子どもの頃、ずっと学校に行けてなかったんですけど、そんな私を演じてもらいたいっていう気持ちがあって、凄く話を聞いてくれて、その子に頬を寄せて寄り添うみたいな、優しさを感じるんですよね」と語った。

 これに対し、吉岡は「初めてドラマで悪役をさせていただいた時に、凄く反響をいただいて」と悪女役が大反響となったTBSドラマ「カルテット」(2017年)について言及。当時、視聴者からは「“本当に嫌いになった”“悪女すぎて本当に嫌な気持ちにもなるし、凄く嫌いになったんだ!”っていうのをいっぱいいただいた」としながらも、「それが自分の芸能人生で凄い大事なターニングポイントになっていて」と告白した。

 「自分は(演じた)その子がなぜそうなってしまったのか、本を読んでいると感じるところもある。誰よりも近くにいる状態なので。だから、どんなに嫌な、どんなに魅力がない役だったとしても、自分自身が全肯定するのが大事って凄い感じたので、“嫌い”とか“嫌だ!”とか自分は思わないようにしています。その中に面白みを見つけたり、チャーミングさを見つけたり、愛おしいとか何かしらを見つけるように(している)。日常でもそうするようなになったっていうか、対人においても」と明かした。

 さらに、吉岡は「芸能の世界って波もあり、はやりやすたりもあると思うけど、私は毎回毎回の仕事を大事に思っていて、“これが最高だろう!”って思って参加している。いろいろな意見を言える時代なんだけど、自分だけでも自分が関わった作品に対しては“ここで最高の輝きを持っているんだ!”って信じたい」とに話した。

 ただ、自分の作品を見返すのは「恥ずかしいの極み」とも。「恥ずかしいって言っちゃダメかもしれないけど、やり切ったらもうそれは見てもらう方のものっていうか。受け渡す感じで、後戻りできないっていう感じなので。ならばお好きなように…って献上する感じで」と苦笑した。

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