【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第23話 変わり果てた母子、兄妹、夫婦…破滅への“秘め事”

[ 2023年6月25日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第23話大河絵 変わり果てた母子、兄妹、夫婦…破滅への“秘め事”
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は25日、第24話が放送される。

 先週の第23話は「瀬名、覚醒」。瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は、父・織田信長(岡田准一)に密告。信長は水野信元(寺島進)が武田と内通していると言いがかりをつけ、徳川家康(松本潤)に処分を迫る。苦渋の末、伯父を手にかけた家康は、侍女・於愛(広瀬アリス)に癒やしを求めるように。一方、設楽原の“なぶり殺し”以来、心のバランスを失っていた愛息・松平信康(細田佳央太)に、瀬名は秘めてきた大きな夢を打ち明ける…という展開だった。

 返り血を浴び正気を失った信康、家康への“見せしめ”として血の粛清を受けた信元、乱世に絶望し生気を失った信元の妹・於大の方(松嶋菜々子)の夫・久松長家(リリー・フランキー)、そして覚悟を決めた瀬名…。

 変わり果てた愛息に「母には、ずっと胸に秘めてきた考えがある。誰にも知られてはならぬ、恐れ多い謀(はかりごと)じゃ。されど、もしそなたがやると言うのなら、母はすべてを懸けて、それを成す覚悟ができている」と壮大な“野望”を打ち明け流した涙。武田方の穴山信君(田辺誠一)にしか見えない唐の国の医師・滅敬(めっけい)に見せた別人の笑顔。

 読書好きで、極度の近眼、ユーモラスな行動で家康を癒やす於愛が登場も、瀬名が覚悟を決め進み始めた“破滅への道”。悲しい史実は確実に迫っている。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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