榊原郁恵 芝居の先生だった夫・渡辺徹さんから落とされたカミナリ「そんなのやめちまえ!って」

[ 2023年4月23日 16:57 ]

榊原郁恵
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 歌手でタレントの榊原郁恵(63)が、23日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)にゲスト出演し、昨年11月に死去した夫の渡辺徹さん(享年61)から怒られた思い出を語った。

 渡辺は文学座で芝居を磨き、人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」など数々の作品に出演。その後は俳優、バラエティーと幅広く活躍した。

 一方の榊原は「私は渡辺みたいにどこかで稽古を積んできたわけじゃない」と明かし、「芝居とか舞台というと、渡辺は私にとって先生だったんですよ」と話した。「(渡辺の方が)年下だし、芸歴も私の方が上なので、年が上だとちょっと偉そうになっちゃうところがある」としつつ、「芝居になると、人になかなか聞けないことでも、旦那さんだし、何でも聞けちゃうなって。聞くとちゃんと答えてくれるし」と、信頼の置ける存在だったことを打ち明けた。

 ある日、渡辺からカミナリを落とされた思い出があるという。「1回、喝を入れられた時があって。子供がまだ小さい時に、舞台のせりふが覚えられなくて」。舞台「二十四の瞳」での方言のせりふに大苦戦したそうで、せりふを読み上げながら頭にたたき込んでいたという。ところが、その時に渡辺に怒られたそうで、「方言があって、イントネーションが覚えられないなという時に、“お前ね、声出しながらせりふ覚えていたらダメだ。そんなのやめちまえ!”ってすごい言われて」と振り返った。

 渡辺の指摘について、榊原は「本人もそういうふうに言われたんでしょうね、先輩に」と、文学座仕込みであると推測。「“音として覚えちゃダメだ。とにかく100回読めば、だんだん理解できる。だから、音としてせりふを覚えちゃダメだ”みたいに、先輩に言われたんだと思う」とも話した。

 しかし、子育てに家事にと、生活に余裕のないところでの指摘は、榊原にはこたえた様子。「それをそのまま言ってきたんで、“きつい!お父さん、きつい、お父さん。覚えられないのに、もうホントに…。子育てしながら、ご飯終わって片付けようとして、もう時間がないのに、せりふ覚えられなくて焦ったのに、きついわあ…”って」と、当時の焦りを言葉に出し、振り返っていた。

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