宝塚雪組トップ彩風咲奈「初日を迎えられることに感謝」

[ 2022年5月10日 16:43 ]

 宝塚歌劇団雪組公演「夢介千両みやげ/Sensational!」が11日、東京宝塚劇場で開幕する。初日に先駆け通し舞台稽古が行われた。芝居は「桃太郎侍」などで知られる山手樹一郎氏の同名小説を宝塚ならではの演出で届ける人情もの。“日本一のお人好し”夢介にふんするトップスターの彩風咲奈(あやかぜ・さきな)は、宝塚の主役では珍しいキャラクターを自然に演じている。女スリお銀を演じるのは、トップ娘役の朝月希和(あさづき・きわ)。2作目の東京公演となるトップコンビが息の合ったところをみせている。

 客席参加型の演出や思わず笑いたくなる場面もたくさん詰まっていて、見終わった後、ほのぼのとした幸せな気持ちになれるだろう。

 「命」「愛」「希望」がテーマのショーは、ダンスに定評がある彩風を中心に雪組生が魅力あふれるステージを届ける。

 公演関係者から新型コロナウイルスの感染者が確認されたため初日が延期された。彩風は「当初の予定からは遅れてしまいましたが、こうして無事に初日を迎えることができ皆様にお目にかかれますこと、まずは本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを述べ「まだまだ不安な世の中ではございますが、お客様にとってご観劇いただく時間はほっこりと、そして楽しんでいただけますよう出演者一同精いっぱい舞台を務めてまいります。千秋楽までどうぞよろしくお願い申し上げます。」とコメントした。

 公演は6月12日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継される。また、千秋楽と5月19日の新人公演は「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信される。
                                                                    

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2022年5月10日のニュース