太田光 友人ゼロの高校時代「新潮文庫」で乗り越えた「僕の友達は新潮社」 裏口入学報道めぐる裁判に思い

[ 2021年12月26日 11:06 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が26日、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜前9・54)に生出演。日大芸術学部に裏口入学したと報じた週刊新潮を訴えている民事訴訟の控訴審判決が出たことについて言及した。

 「全然納得してます」としつつ「新潮社側がもう一回上告するということなので、それはそれで構わない。ただ上告する理由の中に、高校時代の同級生から『割り算ができない』と証言を得てるから裏口だという論理なんだけど、日大芸術学部演劇学科の入試は国語と英語なんですよ。数学はないんです。それをなぜ証拠にするのかなって」と疑問を口に。「言ってみれば僕は高校時代、友達いなかったんですよ。だから、そういう証言をする人が思い当たらない」と示した。

 「じゃあどう乗り越えたかっていうと、本を読んでたの。それしかなかったの俺には。それは今まであまり言ってこなかったけど、これは全部、新潮文庫なんですよ。だから、僕の友達は新潮社。だから上告するのが『週刊新潮』なら俺はなんにも思わないですけど、新潮社自身がもし俺のことをそう思って上告するって言ってるなら…。週刊新潮の思いなのか、新潮社全体の思いなのかによって、俺の気持ちはずいぶん変わる」と続けた。

 24日に行われた控訴審の判決公判で、知財高裁は太田と発行元の新潮社の双方の控訴を棄却。新潮社に440万円の支払いを命じた一審判決を支持した。

 太田の父親が800万円を渡して太田を裏口入学させたという18年8月の報道に対し、太田側が約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟。一審判決は発行元の新潮社に440万円の支払いと、ウェブ上の記事削除を命じた。同社が控訴したことを受け、太田側は新たに中づり広告での謝罪掲出を求めたが、同誌は先月30日の発売号で中づり広告を終了。太田側によると、それでも請求は変わらず、謝罪のための中づり広告を出すように求めている。

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2021年12月26日のニュース