桂文枝 小三治さん訃報にショック「落語とまるで戯れているような高座、羨ましい限りでした」

[ 2021年10月10日 19:22 ]

桂文枝
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 落語家で人間国宝の柳家小三治(本名・郡山剛蔵)さんが7日、心不全のため81歳で死去したことを受け、落語家の桂文枝(78)が10日、コメントを発表。「あんな風に飄逸と自然に落語とまるで戯れているような高座、羨ましい限りでした」と悼んだ。

 コメント全文は以下の通り。

師匠の訃報にエッと驚いて、しばらく言葉が出てきませんでした。
神戸で開催の東西落語会でご一緒いたしましたが師匠のまくらは時に歴史の勉強になるような時もありました。
入院時代に嵐山を散策した話。そして落語へまくらも落語も自然に引き込まれ時にはお弟子さんが舞台袖から「あと3分です!」と声をかけられる時もありました。
あんな風に飄逸と自然に落語とまるで戯れているような高座、羨ましい限りでした。
師匠も私も協会の会長時代よく電話をさせていただきました。
そんな時は高座で見せる感じではなく、本当に、真剣に話を聞いてくださりありがたかったです。
残念でなりません。
あの素晴らしい語りを全てたずさえて一緒に旅立たれたのですからただただご冥福をお祈りするばかりです。

お世話になりました。
ありがとうございました。

合掌。

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