藤井3冠“恩人”千田七段を下し初4強、日本シリーズJT杯

[ 2021年9月26日 05:30 ]

本来の開催地・香川県からの贈呈品パネルを前に目尻を下げる藤井聡太3冠
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 将棋の日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)は25日、東京都内で2回戦を行い、藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が千田翔太七段(27)を113手で下し、準決勝初進出を決めた。

 藤井にとって千田は恩人の一人。三段時代にソフトでの研究方法について指導を受けた。現在ではこの分野で棋界でも指折りの立場になり「教えていただいたのは大きな転機。幸運でした」と振り返る。

 この日は相掛かりの出だしから角換わり布陣へと変幻する柔軟性豊かな戦い方を見せての快勝。出場3度目にして初の4強入りを果たし「(JT杯独自ルールに)少しずつ慣れてきたのかと思います」と控えめに話した。

 11月3日に地元・愛知県で行われる準決勝では永瀬拓矢王座(29)と対戦する。

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2021年9月26日のニュース