布袋寅泰 共演ショットとともに…チャーリー・ワッツさん追悼「素晴らしき唯一無二のドラマー」

[ 2021年8月27日 08:20 ]

ロックミュージシャンの布袋寅泰
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 ギタリストの布袋寅泰(59)が27日、自身のインスタグラムを更新。24日に80歳に死去した、英の世界的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のオリジナルメンバーでドラマーのチャーリー・ワッツさんを追悼した。

 ワッツさんとの共演ショットを投稿した布袋は「2014年の東京ドームの楽屋で僕は、初めて会うストーンズのメンバーとの対面を前に極度に緊張していた。そんな時、一番初めに僕に声をかけてくれたのがチャーリー・ワッツさんたった。ただニコッとウインクしてサムズアップしてくれたことで、どれだけホッとしただろう」と回顧。「リハーサルが始まる前の彼のまさにジェントルマンな振る舞いがとても印象に残ってる。ジャケットとローファー姿でドラムセットに座り、ゆったりとした所作でジャケットを脱ぎセット横のハンガーにかけ、ローファーをスニーカーに履き変え、左腕からアンティークと思わしき美しい腕時計を外しジャケットのポケットにしまった」と懐かしんだ。

 さらに「そしてジャズの2ビートを軽やかに叩き始めた。『なんとエレガントなドラマーだろう!』と僕は溜め息を殺せなかった。ライブ本番中にも何度か目が合うと小さなウインクを送ってくれた。『そうそう、リラックスして楽しむのさ』と語りかけてくれているようだった」と続けた。

 「軌跡的にも背中で聴いた彼のビートは他の何者とも違う。そのあとキースがガツンとコードを鳴らし、2拍後にはチャーリーがストーンズのグルーヴマスターとしてそのビートを捕まえたりスイングするロックンロールビートだった」と振り返り、「素晴らしき唯一無二のドラマーのご冥福を心からお祈りします」と追悼した。

 ワッツさんは24日にロンドンの病院で死去。死因は不明となっているが、代理人が声明で「家族に囲まれて安らかに亡くなった」と発表した。

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