安藤優子氏 テレビのコンプライアンスに持論「もうちょっとハチャメチャに頑張ってもいい」

[ 2021年8月13日 18:34 ]

ニュースキャスターの安藤優子氏
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 キャスター・安藤優子氏(62)が13日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)にゲスト出演し、テレビのコンプライアンスについて持論を述べた。

 番組ではテレビ業界が昨今、コンプライアンスを重視しているとの話題に。コメントを求められた安藤氏は「コンプライアンスって言葉って、本当にひとり歩きしてしまって」と切り出し、「テレビの『お行儀』って言葉に置き換えたほうがいいと思うんですね」と語った。

 差別やいじめ、人種的な否定発言などに関しては「コンプライアンスはすごく大事だと思うんですよ」とした上で、「ただ、テレビのお行儀というのはまた別で」と指摘。重視することが「自分たちで自分たちの手足を縛るような」側面もあるとし、「お行儀がだんだん良くなってきたことによって、本来テレビが持つ爆発的な面白さみたいなものがなくなっちゃったってことは事実だと思うんですよね」とした。

 「だから締めるべきところは締めて、もうちょっとハチャメチャに頑張ってもいいんじゃないかと思いますよね」と続けた安藤氏。「え、そんなにお行儀いいのってテレビって?」と感じている視聴者もいると推測し、「テレビってそんなに正義を振りかざすところじゃないと思いません?」と投げかけた。

 金曜コメンテーターを務める歌手、中尾ミエ(75)は安藤氏の意見に賛同。「嫌われても何しても、その番組の個性っていうものはちゃんと主張しないと」と話し、「だって、この番組(5時に夢中)なんて、どれだけ叩かれていますか?よそじゃこんな番組やらないですよ」と自虐トーク。「そんなのみんな承知の上でやっているの。炎上しようが何しようが、これが5時に夢中の個性ですから」。ミッツ・マングローブ(46)は「お行儀ってことに関して言うと、線引きできないですから。その人の価値観でもあるわけだから。あんまり押し付けるのも逆に価値観の押し付けで…」と悩まし気だった。

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2021年8月13日のニュース