松田丈志氏 東京五輪・パラ観客に関する問題で「アスリートはもう割り切っていると思う」

[ 2021年6月16日 10:03 ]

松田丈志氏
Photo By スポニチ

 競泳・五輪メダリストの松田丈志氏(36)が15日、コメンテーターを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪・パラリンピックの観客問題について見解を示した。

 政府が7、8月のイベント開催の要件について、新型コロナウイルスの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除された地域では、定員の50%以内なら1万人を上限に観客受け入れを認める案を軸に調整に入った。宣言や重点措置が続く場合は、従来通り5000人を上限とする方向。東京五輪・パラリンピックの観客にも準用される見通し。政府関係者が15日、明らかにした。番組では、1万人の上限を設けず、収容人数の50%以下のみとする案も議論されたとし、政府関係者の中から「国立競技場は3万4000人まで入ることになるので、テレビに映った時のインパクトが強すぎる」という発言が出たことも取り上げた。

 アスリートとしての意見を求められた松田氏は「アスリートはもう割り切っていると思う、そもそも。ゼロでも頑張ってやりますよって気持ちでいると思う」としたうえで「経験者として言わせてもらえれば、ゼロか、いるのか、ちょっとでも。いたほうが現場で戦うアスリートとしては会場でも見てくれている人がいるのはうれしい。ただ、感染対策でいうと、いないほうがいいし、より少ない方がいいと思います」と見解を示した。

 そのうえで「政府関係者の言葉で言う、インパクトって、それで決めないでよ!って気持ちがすごくある。エビデンスとしてここまではいけるっていう説明をしてくれたほうがよっぽどいい」と訴えた。

続きを表示

2021年6月16日のニュース