橋下徹氏 政府の6月末までにFAX廃止指示に「残っていると必ず出社しなきゃいけない」

[ 2021年6月14日 18:07 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が14日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜後3・30)にスペシャルコメンテーターとしてゲスト出演。太平洋横断の旅に出発したキャスターの辛坊治郎氏(64)に代わり、期間未定で月曜日の助っ人パーソナリティーを務める落語家の立川志らく(57)と政府のFAX廃止にについて語った。

 河野太郎行革担当相(58)がテレワークの推進や業務効率化の観点から、霞が関でのFAXの利用を原則として6月末までに廃止するよう各府省に指示を出し、災害対応の業務や事業者などからFAXを受付中の業務など、当面存続が必要な場合を除いて、メールなどに切り替えるよう促した。

 「紙からデジタルへ…というところも1つ大きな柱があるんですけど。FAX残っていると必ず出社しなきゃいけない。法律事務所はそうなんですよ」と橋本氏。去年の緊急事態宣言中、橋下氏の事務所でもテレワーク案が持ち上がったが、スタッフから「できない」との声が上がったという。「今、裁判の世界って、書面をFAXで送って受け取ったらハンコを押して、またFAXで返すんです。だから事務所に行ってハンコを押さなきゃいけない」と現状を明かし、「これは僕が弁護士の駆けだしの時から。それまでは全部書類を(先方に)持参していたのをFAXを使うことになって『画期的だ!』って言われたのが30歳ぐらいだった。そこから20年、裁判の世界は全く変わってなくて、結局テレワークができなかった」と説明した。

 FAXがある限り出社は避けられないので、強制的にFAXをなくそうということではないか?と推察した橋本氏に、志らくが「FAX機器を扱う会社から抗議はこないのか?」と質問。橋下氏は「今は紙で出したりとかしなくてパソコン上のFAXをどんどん利用しているでしょう?FAXって1枚するごとに課金される仕組みなので、機器を販売しているところは大打撃だと思います」としてたうえで、「でも新しいなにか、ビジネスモデルに変えていかないとしょうがないんじゃないですかね」と私見を述べていた。

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2021年6月14日のニュース