広瀬八段が千日手指し直し局で早大同窓生対決を制す JTプロ公式戦開幕局

[ 2021年6月12日 18:00 ]

将棋日本シリーズJTプロ公式戦の1回戦第1局に勝利した広瀬章人八段
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 将棋日本シリーズ「JTプロ公式戦」の今期開幕を飾る1回戦第1局が12日、東京都渋谷区のシャトーアメーバで指され、千日手指し直し局を広瀬章人八段(34)が89手で丸山忠久九段(50)に勝利し、2回戦に駒を進めた。

 開幕局から千日手が出現する波乱の展開。解説を務めた谷川浩司九段も「予想外の展開」と驚いた表情を見せた。持ち時間無し、1手30秒未満という厳しい条件下での指し直し局は、先後を入れ替え広瀬が先手番。戦型は丸山の代名詞・一手損角換わりの出だしとなった。広瀬は「序盤で丸山九段に工夫をされ、上手く対応できず作戦負け模様になったと思っていた」。しかし、一瞬のチャンスをつかみ「ちょっと悪そうだなと思って無理気味み指していたのが結果的に通る形になったのかな」と早大同窓生対決を振り返った。

 例年、全国各地で公開対局として開催されるJT杯だが、2020年大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により全試合がスタジオでの無観客対局となった。今年も開幕戦開催予定地だった岡山県が緊急事態宣言下とあり、中国大会は中止措置が取られた。広瀬の元には2週間ほど前に将棋連盟から中止の知らせが届いたという。「このご時世とあり、中止の可能性もあることは考えていた。すごく残念な気持ちになったが、安全には代えられない」と気持ちを切り替えこの日に臨んだ。同時に中止となったこども大会参加予定者に向けて、「楽しみにしていたお子さんたちも悲しい気持ちがあると思う。対面での大会は制限されているが、オンラインなどで実戦を指すこともできるので、是非熱心に続けてほしいなと思う」とメッセージを寄せた。

 9月4日に行われる2回戦信越・北信越大会では昨年のJT杯覇者・豊島将之竜王=叡王との2冠=と激突。「この棋戦では(豊島が)思い切りよく指されるイメージがある。こちらも負けないように対策を練っていきたい」と意気込みを語った。

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